制作ノート

やる気がある1日で編めるラフィア編み

さあ、あと少しでラフィア編みのいちごちゃんのリースが出来上がるめどがつきました。ラフィア編みのパーツを数個作ったら組み立てられます、いつもに増してラフィア編みを1日続け、その仕事量は?

葉っぱと5枚の花びら5枚のラフィア編み

2枚の葉っぱと5片の花びら2つのラフィア編み。たったこれだけ。

いずみ「指にもう力が入らないくらい頑張った成果がこんなに少しで、がっくりだなぁ。でも今までの労力が合わさるともうすぐ完成という充実感も」

そら「まあまあ、締め切りもなくて昼寝しながら作り続けて幸せ」

1か月後のいちごちゃんのリースは?


リースのいちごちゃんのラフィア編みを続けて1ヶ月たち、迷路に入ってしまいました。

葉っぱをつける前のいちごちゃんリース

いちごちゃんはいい感じに出来て、さあ、全体のリースはどうする? 作る方向が決まらないので、葉っぱをせっせとラフィア編みで作り、とりあえず決まっている場所に葉っぱを茎に取り付けました。

いずみ「少しずつ進めていかないといつまでたっても出来上がらないからね。今は、ラフィア編みの美しさを一番よく見せるボリュームの壁にぶつかってる」

そら「作るごとに、新しい見方が出てきて、迷っているんだね」

いずみ「素材の扱いで、同じようなものを作っても、存在感が大きく変わる。ラフィア繊維はしなやかで張りがあって素敵な素材。でも艶や華やかさはないから、細かく編むことでラフィアの魅力を引き出そうとして作ってる。それが大きめのサイズになった時に、その魅力がもっと上がるようにするにはどうしようかな?」

10日間ラフィア編みを続けた茎

せっせとラフィア繊維でいちごちゃんの茎を編み続けて10日目です。

いちごちゃんの頭と茎だけの状態のラフィア編み

まだ予定の3分の1の長さですが、リースの感じが掴めるくらいにはなりました。ところが茎を長く編むことだけ考えて編み続けたので、どうも茎のカーブが気になります。途中で短い茎を伸ばす時にカーブの角度が左右されています。

いずみ「全体の感じが気に入らないよ、もう一度考え直し。自然に美しい茎のカーブにしたいな」

そら「もう一度作り直し?」

いずみ「そんなことできない、これはこれで作り変えて最初の考えとは別のものにしよう」

リースのいちごちゃんの茎の作り始めはドキドキ

リースのいちごちゃんの茎のラフィア編み。いちごちゃんの白磁の顔から茎を編み始める。全体の大きさがまだ決まらないので、茎の芯に入れるコード紐は長いままにして編みます。いちごちゃんの成長と逆向きに編み進めることになるのです。難しい。

顔から茎のラフィア編みとコード紐で作り始め

葉っぱと花の茎も作りながら、茎を伸ばしていきます。ここまで3日間の作業でたどり着きました。

枝が伸びたラフィア編み

さらに2日後、少し茎が伸びて成長しました。

いずみ「こんな作り方でうまくできるのか?ドキドキする。成長と逆向きに編むと出来上がりの想像が描きにくい。とにかく作り上げないと先には進めないし、良くなる想像して続けよう」

そら「今日は気温が38°Cだってさ、ラフィア編みに夢中になって倒れないでね」

3枚セットで立体感のあるいちごちゃんの葉っぱ

ずいぶんラフィアの編みものが上達したので、今度は大きめのリースのようなモノを作ってみます。主役のいちごちゃんを引き立て役の葉っぱを、今度は立体感のある葉っぱにできないだろうか?

2枚のラフィア編みの葉っぱを繋げて1枚の葉っぱに

試しに2枚の葉っぱをラフィアで編んで、片側を2枚繋いで1枚にして、中心の葉脈を作ると立体感のあるものになりました。

9枚のラフィア編みの葉っぱ

思いつきがイメージ通りにできたので、本格的に葉っぱのラフィア編みを続けます。葉っぱ1枚を編み上げるのに1時間かかり、3枚セットで茎に付けると約3時間の作業になってしまいますが、出来上がりを想像するとこのまま作り続けることに決定です。

いずみ「いい感じのラフィア編みの葉っぱが出来て嬉しいけど、編む手間を考えると単純に喜べないな、ラフィアの繊維の細さもさらに気配りしなくてはいけないし」

そら「それは嬉しい悩みだよ、デキル時にベストを尽くさなきゃね」

いずみ「8月八朔、気温は35 °Cを超える、ゆっくりと頑張ります」

グズグズしながらも3作目いちごちゃんのラフィア編み出来上がり

ラフィア編みと白磁の顔のいちごちゃんの3作目は先にパーツを作って、最後に組み立てる方法にしてみます。ぐうたらゆっくりと作りながらパーツが出来ました。

出来上がったラフィア編みのパーツ

頭の中で想像したものと、これから組み立てるものが違って作業はストップ…また新たにラフィア編みで葉っぱを追加し、いちごの茎も少し長くします。それから、庭に生えているとワイルドストロベリーをもう一度観察して、どう組み立てるか考え直し。本物のワイルドストロベリーの豊かさと比べると挫けそうに なり、勇気をもって組み立てます。

3番目のいちごちゃんのラフィア編みの出来上がり。とにかく完成しました。

大きさは13h×10w××2.5dcm、重さ15gです。

ガラス瓶とラフィア編みいちごちゃん3番目

いずみ「そして次のアイデアも浮かんだ、すぐ取りかかろう、忘れないうちに」

そら「そうそう、最初のイメージが大切」

3番目のいちごちゃんのラフィア編みの制作ノートです。茎から作りはじめるワイルドストロベリーのラフィア編み梅雨開けしてできた主役のいちごちゃんは美ボディ

「兎のみた空」植松永次個展

「兎のみた空」植松永次個展  2016/6/11-7/31 @KCUA

出品リスト

土の表情から作られたインスタレーション。土を焼くと荒々しいモノに変化することが多いですが、この作品たちは、静かに土の表情と向き合い日々の暮らしを送る風景が見えてきます。

いずみ「《森でみつけた土の形》という作品は様々な種類の土が材料として使われていて、一人の作家が扱うには多過ぎると思って見てた。そしたら広報誌『たねまきアクア02』に、作者が制作した信楽の陶芸の森で、いろんな人が使って残していった異なる土たちを再利用して、自分の作品に使ったと記事があったので納得した」

そら「そうなの、作品のタイトルそのままだったんだ。自然な成り行きは土に寄り添う作風と似てる」